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血清「亜鉛」の日内変動:夕方採血は低値になる



【血清「亜鉛」の日内変動:夕方採血は低値になる】


採血で亜鉛を測定したことがありますか?


こちらの研究では、朝8時から夕16時まで、ほぼ直線に近い形で下降しています。 1時間あたり1.3~2.9μg/dlの低下で推移しています。 夕方の採血だと、亜鉛の数値がかなり低くなってしまいます。 また、食後2~3時間後も下がりやすいので、採血をするときは、なるべく早朝の空腹時採血が理想的です。 もしくは、同じ時間に採血して、前回の結果と比較する必要があります。


ちなみに、アルコールや以下の薬はキレート作用があり、尿中に亜鉛を排泄してしまいますので、アルコールを摂る際や、以下の薬を服用中は、亜鉛欠乏に注意しましょう。

・ベンゾジアゼピン系(ハルシオンなど)

・躁状態に使う炭酸リチウム

・抗うつ薬(トリプタノール、トレドミンなど)

・抗てんかん薬(バルプロ酸、カルバマゼピンなど)

・鎮痛剤(ボルタレンなど)

・降圧剤(ACE阻害薬など)

・高脂血症剤(ベザトールSRなど)

・抗アレルギー剤(ザジテンなど)

・抗生物質(ミノマイシンなど)

・抗ガン剤

・肝疾患治療剤(チオラ)など


野本昭三, 山内一由, and 中林徹雄. "血清亜鉛値による亜鉛欠乏症検出システムの現況: その欠落部への提言." Biomedical research on trace elements 14.4 (2003): 335-337.

奥平智之.血液血液解析を活用!うつぬけ食事術.KKベストセラーズ.2019.P143



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