強い不安やあせりは、集中力を低下させたり、体調を崩したりして、パフォーマンスを落としてしまうことがあります。
あなたは、どのように対処していますか?
① 強すぎる不安や焦っている思考に名前をつける。
《例》『カンペキキャラ』
「これを終わらせるまでは寝ないぞ」
「これをやるまでは先に進めない」
「完璧な準備ができなければ合格できない。もうだめだ。」
「やっぱり、これも読んでおかないと心配だ」
★焦りは、からだのどこにでている?・・・肩や胸の緊張、胃の不快感、汗ばんだ手のひら、手の握りしめ、浅い呼吸・・・
② ①のキャラに対抗するキャラをイメージする。(焦りに対処するための戦略)
《例1》『OKキャラ』・・・「今日はこのくらいでOKなんじゃない?」「明日がんばれば大丈夫」(がんばりを認める)
《例2》『まあまあキャラ』・・・「まあまあ、そうあせらずに」(やさしくなだめる)
《例3》『大丈夫キャラ』・・・「毎日がんばっているから大丈夫」(励ます)
③ ①が強くなりすぎて不安が強くなったら、②のキャラをぶつけてみる。「OKキャラ」などの力を借りると、うまくいかなかったときの自分も受け入れやすくなります。
結果として、いい精神状態を保ち、長期的には高いパフォーマンスが維持できて、いい結果につながるかもしれません。《心理的柔軟性を養う》
「思考」(完璧キャラ=完璧思考)と「感情」(不安・あせり)を分けてみましょう。
自分を客観的にみるトレーニングです。
「思考に名前をつける」ことによって、自分を苦しめている思考の存在を意識しやすくなります。
参照 井上祐樹:ギリギリな自分を助ける方法
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