top of page
  • 執筆者の写真奥平智之

鉄の利用や吸収が「厳密に」コントロールされることで、鉄の潜在的なリスクから守られている

更新日:2023年6月12日



鉄の恒常性は、①腸の鉄吸収と②組織マクロファージによるヘム鉄の再利用の「厳密な制御」に基づいています。


身体の必要量を超えて吸収された鉄を除去する生理学的システムは存在せず、鉄の損失は女性の月経時の失血に加えて上皮細胞の脱落で生じます。


鉄の不足による有経女性や子どもの心身の不調が非常に多い現状がありますが、自己流でサプリを飲むのではなく、血液検査をしながら、適切な形で鉄を入れていく必要があります。



✳︎鉄の恒常性は主に、鉄負荷および炎症に応答して肝臓から分泌されるペプチドである「ヘプシジン」によってコントロールされています。 →絶対的な鉄欠乏や低酸素では、ヘプシジン遺伝子の発現は抑制されて、鉄の吸収が高まります。






————————————————

奥平 智之

日本栄養精神医学研究会 会長

医療法人 山口病院 副院長

————————————————


■ 書籍:食べてうつぬけ 鉄欠乏女子 テケジョ 血液栄養解析 うつぬけ食事術

(友達申請時はメッセンジャーに自己紹介をお願いいたします)



https://www.dr-okudaira.com にメール登録されている方は

不定期ですが栄養スライドをお送りいたします

閲覧数:73回
bottom of page