【腹式呼吸法のメリット】
下腹と吐くことを意識した深くゆっくりした呼吸です。鼻で呼吸をします。
① 横隔膜の上下運動:深い呼吸によって、横隔膜が上下するので、胃腸を刺激して胃腸の蠕動を高めて、胃もたれや便秘を減らすなど、胃腸機能を高めてくれます。また、横隔膜のリズミカルな運動が、心を安定させるセロトニンというホルモンを分泌してくれます。
② 副交感神経優位:ゆったりとした呼吸で、 からだはリラックスモードになり、副交感神経が高まります。副交感神経が高まると、血圧や血糖が安定したり、血流が良くなったりします。《メンタルヘルス<ココロの健康>》
③ 肺からの酸素供給↑:深い呼吸により、たくさんの酸素を肺から取り込めるようになり、脳やからだの活性化につながります。
④ 鼻呼吸:口呼吸ではなく、鼻呼吸をすることにより、感染予防につながります。鼻の中では鼻毛やさらに細かい繊毛、そしてそこに流れている粘液などがフィルターの役割を果たし、ウイルスや花粉を始めとする異物の多くは、まずここのバリアによって鼻水と一緒に体外に排出されます。さらに鼻の中を通ることで、空気は温められ湿度を含むようになります。【保温・保湿効果】
呼吸を吐くとき下腹部に気を張るようにし、下腹に力がこもるようにします(臍下丹田)。
吐くときは胸、みぞおちを虚にし、吐く息はゆるく長くし、慣れてくると、吐くときに下腹が膨れてかたくなり、力が満ちて張り切るようになります。
吸うときは空気が一瞬に肺に満ちて上腹部は自然に膨らみます。
そのとき、おへそ下の張りは軽くゆるみぎみになりますが、おへその下はずっと充実しています。
吸う息は短くていいです。
吸気は太く短 く早 く、呼気は細く長く緩く。
呼吸の途中で息は止めません。
おへその下に力を入れるために、息んだり、息を止めたり、全身をかたくして力んではいけません。
慣れれば、いつでもどこでもできます。
イライラしたり、怒ったりしている時、下腹部の充実感も失われてしまっているでしょう。
熟練者は、いつも下腹部の充実感があり、大木が根を張ったようになり、前後左右から突かれても倒れないでしょう。
ココロとカラダが健康になる呼吸法です。
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奥平智之
日本栄養精神医学研究会 会長
医療法人 山口病院 副院長
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