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  • 執筆者の写真奥平智之

なぜ?お酒を飲んで低血糖?:「アルコール誘発性低血糖」、機能性低血糖


お酒(アルコール)を飲んで、低血糖症状が出た人、周りにいませんか?


お酒を飲みすぎて、肝臓が疲れてしまうと、肝臓がブドウ糖の貯蔵庫(グリコーゲン)からブドウ糖を血中に放出するお仕事がうまくできなくなってしまうからです。


肝臓は、ブドウ糖を放出して、低血糖にならないように、血糖を上昇させる働きがあります(血糖の上昇効果)。


お酒の飲みすぎに加えて、激しい運動をしている人と、体の細胞に糖を取り込む力が強いので低血糖になりやすくなります。(血糖を下げるインスリンに対する感受性が高い)


夜間は、副交感神経が有意になるので、血管が拡がり、さらに低血糖になりやすくなります(夜間低血糖)。夜間低血糖で交感神経が過緊張になると、浅眠の原因にもなります。


糖尿病のクスリなど、血糖を下げる可能性のある薬はいろいろあります。メンタルのクスリを飲んでいる人もご注意。


低血糖になることでみられる症状は、交感神経の過緊張による症状(ドキドキ、手のふるえ、眠れないなど)と、中枢神経症状(眠気、集中力の低下、頭痛など)の2つです。



写真のように、甘いお酒を飲みすぎると、血糖がジェットコースターのように乱高下することで、飲んでしばらくしてから低血糖になることがあります。(血糖調節障害、機能性低血糖)


『アルコール誘発性低血糖』(Alcohol-induced hypoglycemia)には、ご注意。




「メンタルヘルスは食事から」Dr.奥平智之 ホームページ  

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