お酒の飲みすぎは、腸と肝臓のダメージにつながります。栄養の吸収は低下し、腸のバリア機能が低下し、本来では入らないような腸内微生物や様々な毒素などが体に腸から肝臓に流れます。
このような「腸漏れ」はリーキーガットと呼ばれています。
アルコールは、肝臓の活性酸素を増やし、亜鉛タンパクを変性させ、直接的に肝臓にダメージを与えます。
さらに、アルコール摂取で、尿からの亜鉛の排出も増えます。
亜鉛補給は、アルコールによる腸と肝臓のダメージから保護します。
①腸の密着結合の発現のアップレギュレーション
②腸内細菌叢の恒常性の調節
③アルデヒドデヒドロゲナーゼ活性↑
④肝細胞核因子4α機能の誘導
「ALDH(アルデヒドデヒドロゲナーゼ:アルデヒド脱水素酵素)」は、お酒を飲んだ後エタノールが代謝されてできるアルデヒドを酸化して代謝する酵素です。有害物質アセトアルデヒドは、ALDH(アルデヒドデヒドロゲナーゼによって分解されます。
肝細胞核因子-4α(HNF-4α(hepatocyte nuclear factor-4α))は、肝細胞の分化に重要な転写因子です。ステロイドホルモン受容体ファミリー(核内受容体ファミリー)に属す転写因子です。
●まとめ
アルコールは、亜鉛の腸管吸収を減少させ、尿中亜鉛排泄を増加させ、さらに、抗酸化などのために肝臓での亜鉛の必要量を増やすため、亜鉛欠乏に注意。
お酒をよく飲む人は、亜鉛で腸と肝臓のケアを^^
日本栄養精神医学研究会 奥平智之 作成
『メンタルヘルスは食事から』
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