腸が悪くなると、メンタル不調、つまり、うつ病など、こころの不調につながります。
精製糖やトランス脂肪酸が多い、オメガ3・ビタミン・ミネラルが少ないといった、炎症につながりやすい食生活(炎症性の食事)は、腸内細菌叢の障害につながります。
タバコやアルコールも同様です。
また、肥満や抗生剤も、腸内細菌叢の悪化の原因になります。
腸内細菌叢に問題がおきると、栄養の吸収が低下したり、食物繊維から腸内細菌がつくる短鎖脂肪酸の合成が減少してしまします。
短鎖脂肪酸(酢酸、プロピオン酸、酪酸)は、全身に作用して、抗炎症作用を発揮しますので、短鎖脂肪酸の合成低下は、炎症リスクを高めます。
腸内細菌叢の障害や栄養の欠乏は、腸の透過性を亢進させ、腸や体の炎症につながっていきます。腸の透過性の亢進は、「リーキーガットleaky gut(腸漏れ)」とも呼ばれています。
腸の透過性の亢進は、血液脳関門(BBB)の透過性の亢進(リーキーブレインleaky brain)にもつながり、脳の炎症につながる可能性があります。
脳の炎症は、神経細胞の障害にもつながり、うつ状態などメンタル不調の原因になります。
葉もの野菜、亜麻仁、アボガドなど、抗炎症食材を意識して摂るのも良いでしょう。
抗炎症対策に、ビタミンD(日光浴、鮭など)や亜鉛(牛肉や牡蠣など)も忘れずに・・・
「メンタルヘルスは食事から」です。
日本栄養精神医学研究会 奥平智之 資料
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