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  • 執筆者の写真奥平智之

【どうする?腸ケア】腸のカンジダ対策の一助に奥平式クローブ水

更新日:2021年3月2日



心身の不調の背景に、腸管において常在菌であるカンジダが異常繁殖していることがあります。カンジダが菌糸を腸の粘膜上皮に伸ばして、小腸粘膜の上皮細胞間のタイトジャンクションを壊すなど、腸粘膜の上皮細胞を壊すことによって、腸粘膜の機能低下をきたした結果、様々な不調の原因になることがあります。リーキーガット(leaky gut)と呼ばれることもあります。

カンジダの異常繁殖の抑制には、食品売り場で安く気軽に手に入れられるスパイス(香辛料、生薬)としての「クローブ(丁子:ちょうじ)」を試してみるのもよいでしょう。


※奥平式クローブ水=ペットボトル500ml+クローブ1~5個+にがり数滴(+シナモンパウダーなど)


ちなみに、カンジダは、甘い物が大好きです。つまり、単糖類、二糖類をエサにしますので、腸が不調の方は、なるべく控えた方がいいでしょう。




★クローブの精油(クローブオイル)と抗真菌活性の研究をご紹介いたします。

クローブは、「オイゲノール」が主成分です。クローブ油もオイゲノールも、試験したすべての株に対して阻害活性を示しました。

酵母および糸状菌に対する作用のメカニズムを明らかにするために、エルゴステロール合成阻害の研究が実施されました。細胞が最小発育阻止濃度(MIC)をわずかに超える濃度で処理された場合、ヨウ化プロピジウムは大部分の酵母細胞に急速に浸透しました。これは、殺菌効果は細胞膜の広範な病変から生じたことを意味します。

クローブ油とオイゲノールは、特定の真菌細胞膜成分であるエルゴステロールの量をかなり減少させました。Candida albicansによる最小発育阻止濃度(MIC)を下回るクローブオイルおよびオイゲノール濃度により、完全またはほぼ完全に抑制されました。


Pinto, Eugenia, et al. "Antifungal activity of the clove essential oil from Syzygium aromaticum on Candida, Aspergillus and dermatophyte species." Journal of medical microbiology 58.11 (2009): 1454-1462.


※最小発育阻止濃度(minimum inhibitory concentration:MIC)・・・一夜培養における微生物を阻止する抗微生物物質の最小濃度。

※ヨウ化プロピジウム・・・細胞や核酸を染色するために使用できる蛍光挿入剤

※エルゴステロール・・・真菌の細胞膜を構成



日本栄養精神医学研究会 奥平智之 作成


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