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執筆者の写真奥平智之

真武湯(しんぶとう)が効く“めまい”の特徴、漢方薬の使い分けは?


☑歩いていてフラッとする。あるいはクラっとする(地震感)

☑座っていたり、腰掛けていて、時にクラっとして地震かと思う(地震感)

☑雲の上を歩いているみたいで、何となく足元が心もとない。あるいは地にしっかりと足がついていないような感じがする(雲上感)

☑誰かと一緒に歩いていると、何で私に寄りかかるのか、と言われたりすることがある(斜行感)

☑真っすぐに歩いているつもりなのに横にそれそうになる(斜行感)

☑真っすぐに歩こうとするのに横にそれる(斜行感)

☑現前のものがサーっと横に走るように感じるめまい感がある(横走感)


冷えがあり、上の7つのうちどれか一つでもあれば、真武湯がよい。

出典:『漢方腹診講座』 藤平健

   

真武湯:附子(ぶし),芍薬,蒼朮,茯苓,生姜


★体を温めて衰退した新陳代謝機能を高めてくれます。

★過剰な水分を排泄する作用があります。

★体が弱く、冷えやすい方の下痢、めまいなどを改善します。


《使い分け》

●立ちくらみ(起立性めまい・起立性低血圧)

⇒苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう:39)


●頭痛、嘔吐、倦怠感のある胃腸虚弱な方のめまい感

⇒半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう:37)


✳︎背景に鉄欠乏(低フェリチン)が隠れていないかも確認しておきましょう。


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