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📘あの子は“怠け者”なんかじゃなかった!〜鉄欠乏と学びの物語〜鉄欠乏女子(テケジョ)を救え


「全然集中できない」


「英単語が覚えられない。すぐイライラする」




咲良(さくら)。高校2年生。


自己嫌悪の毎日。




塾に通う。睡眠も足りている。


それでも、テストは平均以下。




親に言われた。


「やる気がないだけでしょ」




先生も言った。


「頑張ろうか」


その言葉が、重くのしかかった。




ある日、保健室で倒れる。


川越・山口病院へ。


血液検査の結果 フェリチン値「6」




「これは貧血じゃなく、“鉄欠乏性ブレインフォグ”だね」


そう語ったのは、栄養の専門医。




「脳がサビた自転車で、坂を上ってたような状態だったんだよ」




それが、咲良の“いま”。




栄養療法が始まった。


数週間後、変化が訪れる。




朝、起きられる。


授業が、すっと頭に入る。


英単語が「記号」ではなく「意味」として残る。




「私、バカじゃなかったんだ」


涙がぽろぽろとこぼれた。




文化祭。


咲良の展示は「栄養と脳」




ひとりの中学生の女の子が立ち止まる。


展示を見つめ、ぽつり。




「これ…わたしも当てはまる気がする」




咲良がそっと言葉をかける。




「大丈夫。努力が足りなかったんじゃない。


栄養が、足りなかっただけかもしれないよ」




見えない鉄欠乏。


見えないつらさを、子どもたちは抱えている。




「甘え」「やる気がない」


決めつける前に、血液を見てほしい。




その一滴に、未来が眠っているかもしれない。




鉄欠乏女子(テケジョ)を救え。


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9/17【耳・鼻・のど】耳鼻科の不調に役立つ!【栄養と漢方のWEB】<アーカイブあり>



10/12【祭】メンタルヘルスは食事から(日本栄養精神医学医学研究会2025年総会)


詳細は、奥平智之ホームページ のスケジュールもしくは、日本栄養精神医学研究会のスケジュールをご覧ください。




コメント


鉄欠乏女子(テケジョ)��は奥平智之が命名

© 2019 by Dr. Tomoyuki Okudaira

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