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執筆者の写真奥平智之

フォールト・トレラント設計

フォールトとは、失敗、故障。 トレランスとは、寛容、許容の意味。

部分的に何か問題が生じても、全体的に機能停止に陥ることなく、なんとか持ちこたえるように予め考えて設計しておくこと。 銀行や口座のチケット予約管理など、大規模なシステムではとりわけ重要となる。 予期せぬ入力ミスやエラーがどこかで起きても、全システムがシャットダウンせず、仮に縮小してもなんとか動作し続けることができる。

飛行機や自動車などでも安全のためにフォールト・トレランスが必要となる。

フォールト・トレラント設計を行うための基本思考は冗長性。 つまりいざというときのために、余分のシステムセットを備えておく。

胃を全部摘出しても、他の部位が消化機能を代替してくれる。 平衡感覚をつかさどる三半規管の機能が失われても、人間はちゃんと運動することができる。他の部位が重力や加速度を補完的に感知してくれる。

粘土細工のように作り直すことができる。

これを生命の可塑性(かそせい)という。




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