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執筆者の写真奥平智之

鉄欠乏女子(テケジョ)も鉄欠乏男子(テケダン)も、炎症による鉄の利用障害の場合は、「炎症」の改善が大切

更新日:2021年3月4日

● 胃腸が丈夫で便秘傾向の人に使う【三黄瀉心湯】(さんおうしゃしんとう)とは?


鉄欠乏の治療は、併存する炎症対策から。


炎症型テケジョは、すぐに鉄サプリを飲まない!


鉄欠乏女子(テケジョ)も鉄欠乏男子(テケダン)も、炎症による鉄の利用障害の場合は、まずは、「炎症」の改善が大切になります。


炎症をそのままにしては、鉄サプリを飲んでも吸収したり、鉄を利用することができません。


まずは、食事内容や栄養状態や生活環境など、原因を探して根本解決することが必要ですが、人によっては、漢方薬も併用していいかもしれません。


三黄瀉心湯は「炎症の抑制」のための漢方薬で、非常に強い抗炎症の作用を持っています。


①黄連(おうれん)

②黄芩(おうごん)

③大黄(だいおう)


が配合されています。


効能・効果は「比較的体力があり、のぼせ気味で、顔面紅潮し、精神不安で、便秘の傾向のあるものの次の諸症:高血圧の随伴症状(のぼせ、肩こり、耳なり、頭重、不眠、不安)、鼻血、痔出血、便秘、更年期障害、血の道症」です。


具体的には高血圧、脳卒中、精神不安、更年期障害、口内炎、便秘、肩こり、鼻血、吐血、痔血などに応用します。


ほてりやのぼせ、頭痛、顔面紅潮などを伴い怒ったり、興奮したりしているときの出血に適します。


「血熱妄行」といいますが、血が熱を持ち血液の流れに異常が起こり、血が血管から漏れてしまった状態です。

鼻血や、吐血などで緊急で使うことのある処方です。


構成生薬の大黄・黄芩・黄連の3つはすべて、冷やす性質の生薬です。


★『大黄』には、

便秘改善、抗炎症作用のほかに、

気持ちを落ち着かせる作用もあります。


イライラッと気持ちが高ぶっているときや、ストレスで血圧が上がりのぼせる、という症状を鎮静させる働きをします。


また瘀血(おけつ:微小循環不全)を改善する効果もあります。



日本栄養精神医学研究会 奥平智之 作成




https://www.dr-okudaira.com  に登録されている方に、不定期に栄養スライドをお送りしております。


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