“鉄を使えない体”から“鉄が活きる体”へ
- 奥平智之
- 2 時間前
- 読了時間: 3分
「なぜ、なかなかよくならないのか?」
そんな声を聞くことがあります。
栄養療法をしても、サプリを飲んでも、鉄を補っても、すぐに効果が出ない——
そのとき、私たちはこう問いかけなければなりません。
「鉄不足に“炎症”が重なっていないか?」
実は、「鉄不足だけ」なら回復は比較的スムーズです。手鉄やタンパク質でフェリチンを補い、腸内環境を整え、吸収率を上げていけば、数ヶ月で改善が見られることも少なくありません。
でも、そこに「慢性炎症」が合併していると話は別です。
体は、傷ついた場所を修復するために炎症反応を起こします。糖質過多、内臓脂肪の蓄積、脂肪肝、腸内環境の乱れ、ストレス、不眠など
これらが複雑に絡み合い、“炎症体質”をつくり出してしまう。
炎症があると、肝臓で作られるヘプシジンというホルモンが上昇し、鉄の吸収がブロックされます。
せっかく摂った鉄が、吸収されず、利用されず、逆に体内で酸化ストレスを高めてしまう。
だからこそ、「鉄不足+炎症」は、いちばん時間がかかる組み合わせなのです。
鉄を入れても入れても、燃えない。
それはまるで、湿った薪に火をつけようとするようなもの。
では、どうしたらいいのか?
答えはシンプルです。
「なぜ炎症が起きているのか?」
この問いを、真剣に掘り下げること。
・糖質過多になっていないか?
・隠れ脂肪肝が進行していないか?
・腸の粘膜が弱っていないか?
など
見えない火種を探し出し、少しずつ消していくこと。
それこそが、根本からの回復の第一歩。
焦らないでください。
炎症体質は、一日にしてならず。
けれど、それをほどいていくことができるのも、「日々の積み重ね」だけです。
あなたの中にある自然治癒力は、ちゃんと動き出そうとしています。
まずは、専門的な血液検査をして、専門医師と話し合いましょう。
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