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“鉄を使えない体”から“鉄が活きる体”へ

「なぜ、なかなかよくならないのか?」


そんな声を聞くことがあります。


栄養療法をしても、サプリを飲んでも、鉄を補っても、すぐに効果が出ない——


そのとき、私たちはこう問いかけなければなりません。


「鉄不足に“炎症”が重なっていないか?」


実は、「鉄不足だけ」なら回復は比較的スムーズです。手鉄やタンパク質でフェリチンを補い、腸内環境を整え、吸収率を上げていけば、数ヶ月で改善が見られることも少なくありません。


でも、そこに「慢性炎症」が合併していると話は別です。


体は、傷ついた場所を修復するために炎症反応を起こします。糖質過多、内臓脂肪の蓄積、脂肪肝、腸内環境の乱れ、ストレス、不眠など


これらが複雑に絡み合い、“炎症体質”をつくり出してしまう。


炎症があると、肝臓で作られるヘプシジンというホルモンが上昇し、鉄の吸収がブロックされます。

せっかく摂った鉄が、吸収されず、利用されず、逆に体内で酸化ストレスを高めてしまう。


だからこそ、「鉄不足+炎症」は、いちばん時間がかかる組み合わせなのです。


鉄を入れても入れても、燃えない。


それはまるで、湿った薪に火をつけようとするようなもの。


では、どうしたらいいのか?


答えはシンプルです。


「なぜ炎症が起きているのか?」


この問いを、真剣に掘り下げること。


・糖質過多になっていないか?

・隠れ脂肪肝が進行していないか?

・腸の粘膜が弱っていないか?

など


見えない火種を探し出し、少しずつ消していくこと。


それこそが、根本からの回復の第一歩。


焦らないでください。


炎症体質は、一日にしてならず。

けれど、それをほどいていくことができるのも、「日々の積み重ね」だけです。


あなたの中にある自然治癒力は、ちゃんと動き出そうとしています。


まずは、専門的な血液検査をして、専門医師と話し合いましょう。




2025

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