• 奥平智之

「鉄」の役割は?

最終更新: 2019年8月12日



【「鉄」の役割は?】  鉄を含む酵素の役割は酸素と電子の輸送だけではありません。例えば、

ドーパミンとセロトニン系のような、脳内の神経伝達系でのシグナル調節因子として必須の役割をもちます。


 鉄欠乏はドーパミンD2の受容体の感度を低下させ、受容体の損失を引き起こします。

また、チトクロームP450(鉄を含む酸化還元酵素:CYP(シップ)と呼ばれることもあります)の大切な機能は、  ① 肝臓での種々の生体異物の『解毒』  ② 『ステロイドホルモン』と『胆汁酸』の合成 です。


 すべてのシトクロムP450は約500アミノ酸残基からなり、活性部位にヘムを持ちます。「電子伝達タンパク質」です。


CYP19(アロマターゼ)・・・ステロイド骨格を持つ「エストロゲン合成」に関与します。


鉄欠乏により生体の日内リズムが逆転することも発見されており、睡眠にも影響することがあります。

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