【鉄欠乏(鉄不足の時・炎症の時)におけるマクロファージの役割】
マクロファージ内の鉄の流れは破線(・・・・)の矢印で示されています。
〇炎症がなく、ヘプシジン濃度が低い場合、フェロポーチンはマクロファージから鉄を汲み出し、その結果、マクロファージ内の鉄が相対的に枯渇します。
細胞内鉄貯蔵(フェリチン)が少ないと、細胞内微生物を阻害しますが、細胞外の鉄が多いと細胞外微生物の成長が促進される可能性があります。
〇逆に炎症時にヘプシジンが増えると、鉄を外に汲み出すフェロポーチンを壊して、マクロファージ内にフェリチンとして鉄を隔離します。こうして、細胞外の微生物を抑えます。そのため、ヘプシジンは「抗菌ペプチド」と呼ばれています。
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