• 奥平智之

マグネシウムと糖

最終更新: 2019年8月22日



【マグネシウムと糖】

  マグネシウムは、主にチロシンキナーゼ活性、ホスホリラーゼbキナーゼ活性、およびグルコース輸送タンパク質活性への影響を通じて、グルコースおよびインスリン代謝においても重要な役割を果たします1~5)。

  

  マグネシウムが欠乏すると、インスリン分泌、そして、インスリンの活性が障害されるので、糖尿病は、悪化しやすくなります。インスリン抵抗性の糖尿病では、尿量の増加とともに尿中マグネシウム排泄量の増加が増えるなど、マグネシウム欠乏になりやすいので注意が必要です。


  マグネシウムは、にがり、わかめなどの海藻類、納豆、アーモンドやカシューナッツなどに含まれています。マグネシウムが豊富な食事は、糖尿病のリスクを顕著に低下させます。マグネシウムは、抗酸化物質であるグルタチオンの合成にも関係しているので、抗酸化にも関係してきます。 マグネシウムの欠乏は、高血圧、片頭痛、骨粗しょう症などを助長させます。瞼がピクピクしたり、こむらかえりがしばしばある人は、マグネシウム欠乏があるかもしれません。


マグネシウム吸収に、にがりは吸収効率がいいです。

私は、歯磨きする時に、にがりで歯を磨いて、口腔内の粘膜からマグネシウムを吸収させています(奥平式)。


1.Paolisso G, Barbagallo M. Hypertension, diabetes mellitus, and insulin resistance: the role of intracellular magnesium. Am J Hypertens. 1997;10(3):346–355.

2. Barbagallo M, Dominguez LJ, Galioto A, et al. Role of magnesium in insulin action, diabetes and cardiometabolic syndrome X. Mol Aspects Med. 2003;24(1–3):39–52.

3. Suárez A, Pulido N, Casla A, Casanova B, Arrieta FJ, Rovira A. Impaired tyrosine-kinase activity of muscle insulin receptors from hypomagnesaemic rats. Diabetologia. 1995;38(11):1262–1270.

4. Yu JS, Lee SC, Yang SD. Effect of Mg2+ concentrations on phosphorylation/activation of phosphorylase b kinase by cAMP/Ca(2+)-independent, autophosphorylation-dependent protein kinase. J Protein Chem. 1995;14(8):747–752.

5. Arner P, Pollare T, Lithell H, Livingston JN. Defective insulin receptor tyrosine kinase in human skeletal muscle in obesity and Type 2 (non-insulin-dependent) diabetes mellitus. Diabetologia. 1987;30(6):437–440.

1,154回の閲覧

© 2019 by Dr. Tomoyuki Okudaira

  • Facebook Clean Grey