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  • 執筆者の写真奥平智之

レジリエンスとは?栄養精神医学では「予防力+回復力(自己治癒力)」、心理学では「ココロのしなやかさ」「ストレスをしなやかに受け流す力」

栄養精神医学では、「予防力+回復力(自己治癒力)」という意味で使いますが、

心理学では「ココロのしなやかさ」「ストレスをしなやかに受け流す力」と言う意味でも使われます。

「脆弱性(vulnerability)」の反対の概念です


ココロがしなやかでないと、ストレスでココロがポキッと折れてしまうかもしれません。

人が困難や逆境の中にあっても心が折れることなく、状況に合わせて柔軟に生き延びようとする力とも言えます。


レジリエンスが高い人は、ストレスに強い人です。


ストレスフルな環境が変えられなかったとしても、栄養面の体質改善や、自分の考え方や受け止め方を変えることで、ストレスにしなやかに対処できることが理想的です。


真面目すぎて融通が効かなくて、ココロのしなやかさが足りないと、ストレスへの対処能力が低下して、うつ病になりやすくなります。


「レジリエンス因子」には、「自尊感情(いい意味でのプライド)」から「ユーモアのセンス」「楽観的であること」「支持的な人がそばにいてくれること」など・・・があります。


米国心理学会は、以下の「レジリエンスを築く10の方法」を提唱しています。

  1. 親戚や友人らと良好な関係を維持する。

  2. 危機やストレスに満ちた出来事でも、それを耐え難い問題として見ないようにする。

  3. 変えられない状況を受容する。

  4. 現実的な目標を立て、それに向かって進む。

  5. 不利な状況であっても、決断し行動する。

  6. 損失を出した闘いの後には、自己発見の機会を探す。

  7. 自信を深める。

  8. 長期的な視点を保ち、より広範な状況でストレスの多い出来事を検討する。

  9. 希望的な見通しを維持し、良いことを期待し、希望を視覚化する。

  10. 心と体をケアし、定期的に運動し、己のニーズと気持ちに注意を払う。

ストレスをいいストレスになるか、悪いストレスになるかは、あなたのレジリエンスによるところが大きいです。


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