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執筆者の写真奥平智之

コロナ??どうする?風邪対策

更新日:2023年6月29日


奥平式クローブ水 →クローブの抗菌効果+マグネシウムによる免疫力アップ


コロナ禍の急性期のカゼの初期治療は、 小柴胡湯加桔梗石膏(しょうさいことうかききょうせっこう 喉の痛み)+葛根湯(かっこんとう) =柴葛解肌湯(さいかつげきとう)



カゼをひいて熱が出たら、さらに熱を上げる? ~自己治癒力を鼓舞する漢方薬~

風邪やインフルエンザのウイルスは「低温嗜好性」。 そのため、からだの体温が上がると、ウイルス の活性は弱まります。

風邪で発熱するのは、生体防御システム。 サイトカインなどを産生して体温を上昇させます。

そのため、解熱剤で解熱することは、治癒を遅らせて、風邪が長引いてしまう可能性があります。 風邪の時は、麻黄を含む漢方処方(葛根湯や麻黄湯など)でさらに発熱を後押しします。 風邪の初期にゾクゾクと寒気がして汗を出さない状態で漢方で発熱をさらに促して、ウイルスをやっつけたあと、発汗とともに熱は下がってきます。


★しかし、体力がない人は、皮膚の保温作用が強くないので、体温が十分に上がる前に自然発汗してしまい抗病力を高められません。


そのため、発汗を促す麻黄を含まない処方(桂枝湯など)で軽く体温を上げつつ、しっかり布団をかけてゆっくりやすむといいでしょう。

麻黄が使えないようなケースは風邪がながびくケースがあります。


★桂枝湯(けいしとう)・・・おだやかな発汗・発散作用のある“桂皮(シナモン)”、

痛みをやわらげる“芍薬”、体をあたためる“生姜(ショウガ)”、緩和作用のある“甘草”などが配合されています。


桂枝湯は、に、葛根(カッコン)と麻黄(マオウ)を加えたものが、「葛根湯(かっこんとう)」です。




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奥平 智之

日本栄養精神医学研究会 会長

医療法人 山口病院 副院長

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■ 書籍:食べてうつぬけ 鉄欠乏女子 テケジョ 血液栄養解析 うつぬけ食事術

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