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無効造血による「貧血」の3パターン

執筆者の写真: 奥平智之奥平智之

無効造血 ってなに?・・・造血細胞は赤血球を作ろうと努力はするが何らかの原因でうまく行かず、正常な赤血球を十分に作れないこと。

一人前の大人の細胞になる途中で血球細胞が壊れてしまうことです。


例えば、赤血球の成熟に必要な材料がないと、赤芽球(赤ちゃん赤血球)が骨髄内で溶血してしまいます。


また、造られた血球細胞が異常にになる異形成(異常形態)だと、無効造血につながります。




①ヘモグロビン合成障害 


ヘモグロビン=ヘム+グロビン


・#鉄欠乏性貧血 (ヘム合成の障害)・・・赤血球の材料である鉄が不足する。


・鉄芽球性貧血(ヘム合成の障害)


・サラセミア(グロビン合成の障害) ・・・異常な赤血球が作られてしまい、それはすぐに壊されるので溶血性貧血でもある。


②DNA合成障害

・ビタミンB12欠乏:巨赤芽球性貧血・・悪性貧血や胃の切除(低胃酸)、腸の吸収異常、極端なベジタリアンなど。


・葉酸欠乏:巨赤芽球性貧血・・アルコールによる葉酸の代謝障害など。


③骨髄異形成症候群(MDS)・・造血細胞自体の異常で正常な赤血球が作れなくなる


間接ビリルビン↑、LDH↑、ハプトグロブリン↓







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© 2019 by Dr. Tomoyuki Okudaira

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