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執筆者の写真奥平智之

どうする?アトピー性皮膚炎の漢方治療

更新日:2023年6月14日


アトピー性皮膚炎がひどく悪化している時は、鉄サプリは控えた方がいいケースが多い。


漢方治療は、

血虚(血が足りない)の基本漢方:四物湯(しもつとう:当帰・芍薬・川きゅう・地黄を基本とした漢方薬になります。


1.温清飲(うんせいいん)

2.十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)   人参養栄湯(にんじんようえいとう)

3.当帰飲子(とうきいんし)

4.芎帰膠艾湯(きゅうききょうがいとう)

5.芎帰調血飲(きゅうきちょうけついん)

6.加味逍遙散(かみしょうようさん)

7.当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

8.消風散(しょうふうさん)


温清飲(うんせいいん)(=「四物湯」血を補う+「黄連解毒湯」抗炎症)


★血流が悪い人は、

①温清飲 + 桂枝茯苓丸 (けいしぶくりょうがん)・・・症状が慢性化して色素沈着が目立ち、苔癬化が見られる場合


②温清飲 + 桂枝茯苓丸加薏苡仁(けいしぶくりょうがんかよくいにん)・・・・湿疹にニキビが混在する場合


★痒疹(かゆみ)が見られる人、化膿を繰り返す人では、 温清飲 + 十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)

などを試してみるとよいでしょう。







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奥平 智之

日本栄養精神医学研究会 会長

医療法人 山口病院 副院長

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