• 奥平智之

炎症時になぜ「鉄欠乏」になるの??

生命の進化によって生まれた「からだを守るシステム」

~炎症時(感染時)の生体防御システム~


炎症があると、生体は「感染しているかもしれない!」と、生体防御システムが作動します。


炎症時には、ヘプシジンの分泌を亢進させて、血液中に「鉄を流さない」ようにしています。

① 十二指腸からの鉄の取り込みを抑制

② 網内系(脾・肝など)からの鉄(古くなった赤血球のヘモグロビンを壊してつくったリサイクルのための鉄)の放出を抑制


つまり、生体は、鉄があるのに、利用できない状態を作り出しています。


血液中に入り込んだ細菌は、鉄をエサに増殖します。


入り込んだ細菌にエサ(鉄)をやらないように「兵糧攻め」にすることによって、生体を守っているのです。


『ヘプシジン』は、炎症(感染)の有無を感知して全身の鉄代謝をコントロールする調節因子です。


『ヘプシジン』が、私たちの生体を守ってくれているのです。


しかし、感染していなくても、感染でない炎症(例:糖質過多に伴う脂肪肝や腸管の炎症など)でも、鉄の吸収障害や利用障害を起こすので、炎症性の鉄欠乏、炎症性の貧血が起きるわけです。


炎症を伴うテケジョ(=鉄欠乏女子)は少なくありません。


「テケジョ」からの回復は、まずは、「炎症」をなくす生活に変えることが大切です。


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