エストロゲンには抗炎症作用があります(エストロゲン過剰では炎症)
排卵前の週(卵胞期)は、エストロゲンが上昇し、炎症を起こりにくくします。
そのため、ヘプシジン(鉄の利用や吸収を抑えるホルモン)は抑制され、鉄の利用や吸収が上がりやすくなります。
鉄を吸収したり利用しやすい時期ですね。
鉄は、コラーゲンの材料。
卵胞期は、お肌の絶頂期です。
卵胞期は、エストロゲン上昇の関係で、皮膚のコラーゲンの生成が増えます。
逆に黄体期は、炎症が起こりやすく、鉄の吸収や利用が低下しやすくなります。
《参考》
①エストロゲン・・・・皮膚の厚さと真皮のヒアルロン酸の生成による水分含有量の増加、バリア機能の改善、創傷治癒の促進に関連します
②皮膚のトラブルは、プロゲステロンのピークと相関します
※月経前後に悪化する皮膚疾患
・・・にきび、乾癬、アトピー性湿疹、刺激性皮膚炎
(Raghunath, R. S. 2015 )
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奥平 智之
日本栄養精神医学研究会 会長
医療法人 山口病院 副院長
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