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  • 執筆者の写真奥平智之

ビタミンD欠乏は、抗菌ペプチドの抑制を通じて、新型コロナウイルス(COVID-19)感染のリスクを上げる

更新日:2021年2月16日

新型コロナウイルス(COVID-19)感染のリスクを下げるには、栄養面では、ステイホームもあり、多くの人が欠乏しやすいビタミンDの適正化を考えた方が良さそうです。

ビタミンDは、「免疫調整ビタミン」であり、気道や腸の粘膜に欠かせない「粘膜ビタミン」です。

ビタミンDは、抗菌ペプチドの産生を促進してくれます。具体的には、hBD-2(ヒトβディフェンシン2 )、LL-37(カテリシジンなどがあります。


ビタミンDが欠乏すると、この抗菌ペプチド(hBD-2、LL-37)の発現が低下してしまいます(Bayirli, B. A., 2020)。


図の赤色は、ウイルスの受容体結合部位(RBD)です。

コロナウイルスのRBDが、我々のACE2受容体に結合することで、我々の細胞に侵入し、感染を可能にします。


しかし、このRBDが、抗菌ペプチドで抑制されてしまうと、新型コロナウイルス(COVID-19)は、我々のACE2受容体に結合することができなくなります。


ビタミンD欠乏は、このように新型コロナウイルス(COVID-19)に対する免疫力の低下につながります。


日照量の少ない冬は特に注意が必要です。


「感染症対策は食事から」です。


日本栄養精神医学研究会 奥平智之 資料



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