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  • 執筆者の写真奥平智之

人参養栄湯(にんじんようえいとう)とテケジョ



~鉄欠乏から脱出するには~

健康診断、血液検査でも異常が見つからないのにココロや体の不調がある。鉄欠乏が原因かもしれません。


鉄が足らない人ほど、鉄剤が胃腸にさわって、鉄剤がのめません。


人参養栄湯 は、【テケジョ=鉄欠乏女子】の改善をサポートします。

漢方自体には、栄養素はほとんど含まれていませんが、胃腸を整えて栄養の吸収効率を高めることで、栄養状態の回復をサポートします。


人参養栄湯は人参を中心とした12種類の生薬からなる漢方薬で、効能・効果は「貧血、疲労倦怠、病後の体力低下、食欲不振、ねあせ、手足の冷え」です。


人参養栄湯の構成生薬には、人参サポニンである「ギンセノシド」があります。


ギンセノシドは疲労や抑うつを減らし、末梢では骨密度を増やしたり、動脈硬化を減らしたり、認知機能や老化徴候をよくしたり、前立腺肥大を抑えたりするなどの報告があります。


また、遠志【おんじ】(テヌイゲニン)によるエネルギー代謝改善・神経保護作用や認知・情動(抑うつ)のサポートも報告されています。


陳皮(ヘスペリジン・ナリルチン)は神経保護作用があり、老化に伴う脱ミエリン化や認知機能の改善が期待できます。


陳皮、茯苓、甘草、人参由来成分は、グレリンシグナリングを改善し、食欲促進・サルコペニア 改善など人参養栄湯の効用の背景にあるものです。


黄耆 などの滋養強壮作用のある生薬により、病気や手術、出産後の低下した体力を取り戻します。

疲労がたまってくると、食欲が落ちてしまったり、眠れなくなったりすることがあります。このように、疲労が原因となった食欲不振や不眠にも効果が期待できます。



《構成》

人参養栄湯は、「気虚」「血虚」の漢方薬

人参・白朮・茯苓・甘草⇒気を補う「四君子湯」(しくんしとう)


当帰・川芎・芍薬・地黄⇒血を補う「四物湯」(しもつとう)


それに、黄耆・桂皮が加わると、「十全大補湯」になります。


人参と黄耆が配合されているものを「参耆剤」(じんぎざい)といいます。


黄耆が加わることで、人参・黄耆の相乗効果で、補気作用が強まります。

人参養栄湯=(十全大補湯-川芎)+(五味子・陳皮・遠志)





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奥平 智之

日本栄養精神医学研究会 会長

医療法人 山口病院 副院長

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■ 書籍:食べてうつぬけ 鉄欠乏女子 テケジョ 血液栄養解析 うつぬけ食事術

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