• 奥平智之

ストレスが多い時は、亜鉛を肝臓に集めてストレス(炎症・酸化)に対処する必要があるため、生体における亜鉛の必要量が増えて、結果、血清亜鉛も低下する

最終更新: 2時間前


ストレス時は「亜鉛」の必要量が増します。 


からだに、「炎症」(火事)があるとき、活性酸素が多い時(酸化:サビ)がある時、


このようなストレス時には、ストレスに対処するために、


肝臓でいろんな酵素に頑張ってもらう必要があります。


活性酸素を減らすことで、炎症を抑えたりします。


また、解毒もする必要があります。


例えば、SOD(スーパーオ キサイドディスムターゼ)。これは、活性酸素を減らす亜鉛酵素です。


また、メタロチオネインを産生してストレスに対処します。このメタロチオネインは、炎症やコルチゾールで誘導され、亜鉛で構成される抗酸化&解毒タンパクです。


さらに、肝臓の尿素回路におけるアンモニアの解毒に、亜鉛酵素OTC(オルニチントランスカルバミラーゼ)が必要となりますので、この酵素も活性化させる必要があります。


他にも・・・亜鉛は、酸化ストレスから生体を守るグルタチオンペルオキシダーゼの調節も行っています。


亜鉛が足りないと、酸化ストレスの増加を引き起こし、その結果、DNA、タンパク質、脂質への酸化的損傷を増加させることが以前から知られています。


亜鉛によるメタロチオネインの合成は、2型糖尿病、肥満、癌などのストレスの多い状況で生成されるヒドロキシルラジカルを還元し、活性酸素種(ROS)を隔離するのに効果的なタンパク質です。


亜鉛は300以上の酵素と2000の転写因子の補因子として機能しています。


抗炎症剤としての亜鉛は、細胞膜に構造的安定性を提供し、それはまた、遺伝子発現の重要な調節因子でもあります。



亜鉛は、抗酸化防御システムの適切な機能に欠かせない酵素の補因子として機能しているのです。

Marreiro, D. D. N., et al(2017). Zinc and oxidative stress: current mechanisms. Antioxidants, 6(2), 24.


●まとめ《ストレスによる亜鉛の需要増》

ストレスが多い時は、亜鉛を肝臓に集めてストレス(炎症・酸化)に対処する必要があるため、生体における亜鉛の必要量が増えて、結果、血清亜鉛も低下します。




【捕捉】

亜鉛は、高血糖状態での活性酸素の合成を減少させ、インスリン感受性と血糖コントロールを改善します。β膵臓細胞によるインスリン分泌、インスリン受容体のβサブユニットのリン酸化、および細胞へのグルコース取り込みの重要な基質であるホスファチジルイノシトールプロテイン3-キナーゼおよびプロテインキナーゼBまたはAktの活性化を刺激します。



日本栄養精神医学研究会 奥平智之 作成


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