• 奥平智之

ビタミンDによる新型コロナ重症化予防のしくみ:感染時におけるレニン・アンギオテンシン系の調整作用とは?:抗炎症・血栓抑制につながる

更新日:5月18日


ビタミンDの不足・欠乏者は非常に多いです。新型コロナ感染対策において、ビタミンDは3つの点で重要です。


A.免疫調整作用

➡抗菌ペプチド(カテリシジン・ディフェンシン)の産生促進、自然免疫↑獲得免疫↑


B.抗炎症作用

炎症性サイトカインの抑制

サイトカインストームの抑制


C.レニン・アンギオテンシン系調整作用

①【レニン阻害作用➡組織障害↓レニン活性を抑制することで、アンギオテンシン2産生を減らし、組織障害を抑制

②【ACE2発現作用➡組織保護↑】ACE2を増やすことで、アンギオテンシン(1-7)を増やし、により組織を保護(抗炎症・血栓抑制・血管拡張)


図は、新型コロナウイルスが肺の細胞に侵入したところです。ウイルスは、アンジオテンシン変換酵素2(ACE2)を受容体として、結合した後に、細胞の中にエンドサイトーシス で侵入してきます。その結果、ACE2がダウンレギュレーションしてしまいます。


ACE2は、アンギオテンシン2からアンギオテンシン(1-7)にすることで、抗炎症・血栓抑制・血管拡張を通して組織を保護してくれる大切な酵素です。ビタミンDは、これを増やしてくれます(②)。


また、ビタミンDは、レニンを抑制することで、アンギオテンシン2を介した組織障害(新型コロナ重症化)の流れを防いでくれます。


さらに、ビタミンDは、骨や筋肉に大切なビタミンでしたね。

ビタミンD欠乏を無くすことは、高齢者の骨や筋肉低下に伴うフレイル対策・合併症対策にも重要です。




ほとんどの人は、ビタミンDが不足していることに気づいていないかもしれませんが、ビタミンDが足りない人は、潜在的にとても多いです。まさに、隠れビタミンD欠乏、隠れビタミンD不足と言えるでしょう。


●まとめ

ビタミンDは、日光ビタミンであり、抗炎症ビタミン、免疫調整ビタミンです。

日光やお魚(しゃけなど)が大切。

ビタミンDの欠乏や不足の人が多い現状を考えると、新型コロナ感染対策の一助として、ビタミンDの適正化は大切です。特に、高齢の方を中心に。


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メンタルヘルスは食事から」 日本栄養精神医学研究会 奥平智之 作成




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