ALP(アルカリホスファターゼ)は、
細胞膜に結合した膜結合タンパク(細胞膜上に多く存在)しています
①活性中心・・・亜鉛 (Zn2+)
②活性因子であるマグネシウム(Mg2+) で活性化
※ALP50以下は酵素活性低い?⇒亜鉛、マグネシウムが足りないかもしれません
★いろんな上昇因子により数値は上がるので、不足していても基準値内であることが多いです
溶血(膜障害)で偽低値
血算の際に用いる採血管はEDTA採血管が用いられます。
EDTAはキレート作用を持っていて、2価の陽イオンをキレートします。
ALPに含まれるZnイオンや、活性因子のMgイオンがキレートされることにより、ALP活性が低値になります。
◎血液型B型、O型の人は10~20%高く、ALPが軽度上昇することあります。
◎コレステロール高値、ALP低値なら⇒甲状腺機能低下を疑いましょう。
【テケジョ=鉄欠乏女子】
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奥平 智之
日本栄養精神医学研究会 会長
医療法人 山口病院 副院長
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