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【食と心】の栄養精神医学
メンタルヘルスは食事から

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ビタミンDによる抗炎症作用と免疫寛容~新型コロナウイルス(COVID-19)によるサイトカインストームのリスク軽減の一助に~
室内で仕事をしている人、ステイホームの生活をしている人の多くが、ビタミンD欠乏です。実際に、25(OH)ビタミンDを測定してみると、不足していることがよくわかります。 ビタミンD欠乏は、新型コロナウイルス(COVID-19)によるサイトカインストームのリスクにつながります。

奥平智之
2021年1月31日読了時間: 2分


新型コロナウイルス(COVID-19)感染における「亜鉛」の抗酸化・抗炎症作用とサイトカインストームの抑制
新型コロナウイルス(COVID-19)感染におけるサイトカインストームの抑制に、ビタミンDだけでなく亜鉛も重要です。亜鉛は、「免疫力」に欠かせないミネラルであり、抗炎症・抗酸化作用があります。新型コロナウイルス(COVID-19)患者への亜鉛補給は、活性酸素を減らすだけでなく、免

奥平智之
2021年1月30日読了時間: 3分


ビタミンD欠乏は、抗菌ペプチドの抑制を通じて、新型コロナウイルス(COVID-19)感染のリスクを上げる
新型コロナウイルス(COVID-19)感染のリスクを下げるには、栄養面では、ステイホームもあり、多くの人が欠乏しやすいビタミンDの適正化を考えた方が良さそうです。ビタミンDは、「免疫調整ビタミン」であり、気道や腸の粘膜に欠かせない「粘膜ビタミン」です。
ビタミンDは、抗菌ペプチド

奥平智之
2021年1月30日読了時間: 1分


腸が悪くなると、メンタル不調の原因に(リーキーガットからリーキーブレインへ)「メンタルヘルスは食事から」
腸内細菌叢の障害や栄養の欠乏は、腸の透過性を亢進させ、腸や体の炎症につながっていきます。腸の透過性の亢進は、「リーキーガット(腸漏れ)」とも呼ばれています。
腸の透過性の亢進は、血液脳関門(BBB)の透過性の亢進(リーキーブレイン)にもつながり、脳の炎症につながる可能性がありま

奥平智之
2021年1月20日読了時間: 2分


免疫細胞における鉄の重要性(鉄欠乏による免疫力の低下)
【鉄欠乏➡免疫力の低下(T細胞などのリンパ球の機能低下、胸腺の萎縮)】
・・・・鉄欠乏女子(テケジョ)は注意
•鉄を細胞内に取り込む受容体(トランスフェリン受容体1:TfR1)に影響を与える変異が、ヒトの原発性の免疫不全の原因であることが確認された。
➡免疫細胞の機能におけ

奥平智之
2021年1月17日読了時間: 2分


炎症時の鉄ブロックの仕組み:ヘプシジンによるフェロポルチン破壊
炎症時は、ヘプシジン(鉄代謝調節ホルモン)が、鉄を血管内に流さないようにします。 炎症時は、生体が「細菌に感染した」と認識して、細菌の細胞分裂のもととなる『鉄』を、細菌に渡さないようにするためです。 この役割を、肝臓で作られる鉄代謝調節ホルモン(ヘプシジン)が担っています。...

奥平智之
2021年1月8日読了時間: 1分


あなたも「隠れ睡眠時無呼吸」? 睡眠時無呼吸による「フェリチン」上昇:低酸素誘導因子(HIF)による鉄吸収の増加
●睡眠時無呼吸症候群(Sleep apnea syndrome; SAS)って聞いたことありますか? 下記のような特徴があります。 低酸素になり、低酸素誘導因子(HIF)により、エリスロポエチンが亢進して赤血球が増加します。さらに、低酸素誘導因子(HIF)によりヘプシジンも...

奥平智之
2021年1月8日読了時間: 2分


亜鉛欠乏は、耳鳴り・難聴のリスク因子:耳鼻科領域の栄養療法
《亜鉛の蝸牛に対する抗酸化作用》 活性酸素を分解する「亜鉛酵素」スーパーオキシドジスムターゼ(Cu/Zn SOD)が、蝸牛を活性酸素の損傷から守る ※スーパーオキシドディスムターゼ (Superoxide dismutase:SOD) =活性酸素を分解する酵素 •酸素消費量に対す

奥平智之
2021年1月8日読了時間: 1分


鉄の吸収に影響する要因は?
制酸剤を慢性的に飲んでいる人など、低胃酸の人は鉄や亜鉛などのミネラルの吸収が低下してしまうので注意しましょう。
鉄欠乏女子(テケジョ)や鉄欠乏子供(テケコ)の影に亜鉛欠乏が隠れている人も多いです。

奥平智之
2021年1月7日読了時間: 1分


ビタミンDの最適化がセロトニン(幸せホルモン)産生を助ける:コロナうつ対策の一助に:「隠れビタミンD欠乏」の人は多い。
ビタミンDは、脳内の細胞外液セロトニン濃度を維持に大切です。
ビタミンD欠乏を無くすことによって、セロトニン作動性神経伝達が増強される可能性があります。うつ・不安状態の背景に、ビタミンD欠乏が隠れていないか確認しておきましょう
ビタミンD欠乏による「栄養型うつ」が併存しているか

奥平智之
2021年1月5日読了時間: 1分


NMDA型グルタミン酸受容体の適正化→健康な精神状態
◎NMDA受容体拮抗薬(ケタミン)による前頭前野の細胞外グルタミン酸の増加は、 AMPA受容体を刺激し、 前頭前野におけるドーパミン・ノルアドレナリン・セロトニンの上昇につながると考えられます ◎NMDA型グルタミン酸受容体は、慢性的に、亢進しすぎても抑制されすぎてもいけな...

奥平智之
2021年1月1日読了時間: 1分


「NMDA型グルタミン酸受容体」ブロックによる抗うつ効果
NMDA受容体拮抗薬(ケタミン)は、 GABA作動性ニューロンのNMDA受容体をブロックします。 GABA放出の減少はグルタミン酸作動性神経伝達の脱抑制を引き起こします。
その結果として、前頭前野の細胞外グルタミン酸の増加につながります。
このグルタミン酸はAMPA受容体を刺

奥平智之
2021年1月1日読了時間: 2分


遅延臍帯クランプにより新生児の鉄欠乏リスクが改善
遅延臍帯クランプ は、早期臍帯クランプに比べ生後4ヵ月における鉄欠乏の発生を改善し、新生児貧血 を抑制することが、スウェーデン・ホランド病院(ハルムスタード市)のOla Andersson氏らの検討で示されました。 ★出生時の 臍帯クランプ を2~3分遅らせて行うことで、胎盤から

奥平智之
2020年11月27日読了時間: 3分


腸における解毒酵素CYPと異物排泄システム~腸上皮細胞内のデトックスの仕組み~
腸の上皮細胞内の「デドックスシステム」は主に2つあります ①解毒酵素であるシトクロムP450(=CYP:シップ) 活性中心は「鉄」です。鉄欠乏が重度の人は、解毒力が低下する可能性があります。 鉄欠乏女子(テケジョ)は鉄欠乏は解消しておきましょう。 ②アンチポーター活性...

奥平智之
2020年11月22日読了時間: 1分


「テケづめ」テケ爪女子が多い〜鉄欠乏性貧血はなくても鉄欠乏症による不調〜
【「てけづめ」テケ爪女子が多い】★鉄欠乏の爪だと、
①丸いアーチが減って、ぺったんこ(扁平化)
②柔らかい(脆弱で割れやすい)
③爪切りで切っても「パチン!!」と音がしない。
★貧血はないけれど
【テケジョ=鉄欠乏女子】、「鉄欠乏の子ども」は多い。ココロや体の不調の原因に

奥平智之
2020年11月22日読了時間: 1分


女性の「栄養型うつ」:~食べてうつぬけ 鉄欠乏女子(テケジョ)を救え!!~ 女性セブン
女性の場合は、うつ病に、鉄欠乏による「栄養型うつ」(鉄欠乏うつ:鉄欠乏症)が重なるケースがあります。 例えば、イライラしたり、落ち着きがなくなったり、何か悶々したりというのは鉄欠乏でもみられる症状です。 そわそわしたり、ウロウロ歩いたりするようになっているときは、自殺のリス...

奥平智之
2020年11月19日読了時間: 2分


どうなる?SIBO、どうするSIBO(小腸内細菌の異常増殖)
腹部不快感、下痢、腹部膨満、お腹の過剰なガスは、ありませんか? 大腸には細菌が沢山住んでいるのに比べて、小腸では本来は、ほとんど生息していません。 小腸上部では、胃酸が細菌の過剰な増殖を防いでいます。そのため、慢性的な制酸剤は、小腸内の細菌増殖SIBOのリスクになります。...

奥平智之
2020年11月12日読了時間: 2分


炎症時になぜ「鉄欠乏」になるの??
生命の進化によって生まれた「からだを守るシステム」 ~炎症時(感染時)の生体防御システム~ 炎症があると、生体は「感染しているかもしれない!」と、生体防御システムが作動します。 炎症時には、ヘプシジンの分泌を亢進させて、血液中に「鉄を流さない」ようにしています。 ① 十二指腸から

奥平智之
2020年11月9日読了時間: 2分


「鉄」の血液検査の読み方の基本~血清鉄の解釈は??~
【低いとき】 ①慢性炎症がある(血液中に鉄は、炎症があると流さないようにするので、下がります)➡糖質過多の生活も原因になります。 ②鉄を運ぶトラック(たんぱく質)も十分に作れない➡たんぱく質の代謝が低下、たんぱく質不足 ③鉄が足りない 【高いとき】 ①体の中の酸化ストレスが亢進(

奥平智之
2020年11月9日読了時間: 1分


SIBO(しーぼ:小腸細菌異常繁殖)の治療
SIBOって知っていますか?対策はどうしたらいいでしょうか?①糖質過多の改善 ②『炎症を招く食品』を減らす ③ 『よく噛んで』食べる ④ 低FORDMAP食

奥平智之
2020年11月5日読了時間: 2分